園長あいさつ(ぼだいじIRORI園)
社会福祉法人ぼだいじ福祉会 ぼだいじIRORI園
施設長 永瀬 公輔
◆経歴
海星中学・高等学校 卒業
防衛大学校 理工学部 機械システム工学科 卒業
→任官せず卒業後民間企業へ
株式会社GAtechnologies 入社
→sales部門チームリーダーを務め、スタートアップからマザーズ上場を経験
社会福祉法人ぼだいじ福祉会 ぼだいじこども園 入職
→R3.4.1よりぼだいじIRORI園 施設長就任
◆自己紹介
物心がついた小学校高学年頃から常に迷ったら"厳しい道を選択し挑戦する"をモットーに無意識の内に自分に負荷がかかる道を選んでいました。そんな学生時代を過ごし、大きく進路が決まる高校時代に"東日本大震災"をTV越しで見たことをきっかけに、当時医師になることを志していたものの、震災復興等で前線で活躍する"自衛隊"に憧れと尊敬の念を抱き、防衛大学校へ入校。入校後はそれまでの生活とは大きく異なり、厳しい上下関係、訓練、勉学、部活動の中で知・徳・体の3つの柱の重要性を学ぶと同時に高校時代までは言わば知力や表面上の能力が求められていましたが、諸外国の士官と関わり、厳しい訓練をする中で人が組織や集団生活の中で持つべき資質は、表面上のスキルや能力だけでなく、自分が苦しい時にいかに他人のために頑張れるのか?、困っている人をどれだけ助けられるのか?などの"人間性"や"人格"が非常に重要であるということを実感しました。そしてそんな学びが多く、充実した学生時代も終わりを迎えた大学4年生、私は"真に自分を磨くには敷かれたレールを歩むのではなく更なる厳しい世界を"と決意し、有名企業や大きな組織の看板に胡坐をかくのではなく、個の実力が求められるスタートアップや外資系企業、完全成果主義のコンサルティングファームなどの、常にチーム力だけでなく"個"としての"実力"、"成果"や"人間性"が必要とされる環境を求め、当時はまだ無名で従業員数もわずかばかりのベンチャー企業に営業職として就職しました。
入社後は都心部の不動産売買やクラウドファンディングなどの金融商品を提案する営業職につき、今では笑い話ですが、労働基準法など完全無視のハードワークに取り組み、成果と向き合う日々でした。当然大学時代とは異なり、営業先で社名を名乗っても、あしらわれたりなどとそれまででは経験したことの無い社会の厳しさを身をもって体験したことにより、困難な壁をいかに乗り越えていくのかといった"可能思考"、周囲の人々に対する"感謝力"、逆境の中でも諦めずやり続ける"地道な努力"、"強い意志"などを学び、仕事の結果や成果は"細部へのこだわり"で決まるということを強く学びました。そして逆境なども経験しながら、マザーズ市場への上場を仲間や上司と共に経験したことは私にとって大きな財産です。そして会社も大きくなり人々に認知されていく中で、居心地の良さを感じると共にまた新たなチャレンジをしたいと思い、家業を継ぎ、新園を理事長である父と共に立ち上げるという決意を固め、この度ぼだいじ福祉会に入職し、ぼだいじIRORI園を多方面の方々のご支援をいただきながら開園いたしました。これまでと大きく環境が変わり戸惑いや業界ならではの様々な慣習などに慣れないこともありますが、私自身は"子ども"たちだけでなく法人に関わる"職員"さんや関係者の方がより豊かな人生を歩めるように改革・改善しなければならないと強く責任を感じています。そして"改革"というものは理想論だけでは実現しないと感じています。福祉事業や公益事業に胡坐をかき満足するのではなく、一つの組織として社会に対して提供できるものは何か?を常に緊張感を持ち、問いながら、どんな時代でも社会に求められるような組織をつくっていきたいと考えています。一つ一つ課題や問題に向き合いながらこの先何百年と存続できるような園づくりに邁進してまいります。
◆教育・保育に関して
単に児童福祉施設として"何の工夫もない保育"をするのではなく、"子どもたちが将来自らの道を自ら選び、自分を信じて自らの道を歩み、幸せな人生がおくれる"ようこの重要な"人格形成期"に真に行うべきこと、身につけるべきことは何か?を問い、問題提起と改善を重ねながら、その時代その時代にあった保育を行っていきます。
そんな保育を実現するため、まずは職員自身が以下のことに気をつけ実行していきます。
・常に言葉より行動
・自分や人に嘘をつかず、諦めない心を持つ
・できない理由ではなく可能思考
・周囲に対する感謝の気持ちを持つ
・他責思考ではなく自責思考をもつ
これらを通して自律し、主体的に行動できる姿を率先垂範し、子どもたちが日々楽しく
前向きな気持ちで園生活が送れるような園づくりをし、子どもたちの大事な"人格形成期"により良いインパクトを私を含めた組織全員で与えられたらと願っています。
そして教育者の一員として、子どもたちの健やかな成長に寄与しながら、社会の中で活躍し豊かな人生を歩んでもらえることを切に願っています。