教育・保育計画
すべての子どもにより丁寧な保育を行います
乳児期は人間の成長の基礎となる発達がなされる時期で、その発達はひとりひとり違います。こども園がそれらの個別性を尊重し子どもたちの発達に必要な、安心でき能動的に活動できる環境を保障していくことで子どもたちは自ら最も相応しい形で発達していきます。当園は、子どもたちの発達を援助するために、流れる日課・担当制を導入しています。乳児期に必要な育児や遊びのための時間を十分に保障しつつ、集団生活の中でひとりひとりの発達や活動、生活リズムを大切にしていくことで愛着関係の形成と信頼関係を築きます。
【※「流れる日課」というのは、毎日同じことを繰り返し、ルーティン化されることで、見通しを持って行動できるようになり、安心感が得られ、情緒が安定し、次に何をするかわかるようになり、次第に自ら取り組むようになります。そしてそれらが主体性につながります。そして子ども達の情緒が安定し、主体性を持った生活をすることで、職員も落ち着いた保育ができることを目的とするものです。】
クラスの子ども全員が同じ遊びをする、一斉に着替える、外に出る、ご飯を食べるのではなく、年齢や発達に合わせて少しずつ時間をずらすことにより、子どもたちにより丁寧に関わることを大切にします。
やがて子どもひとりひとりが1日のリズムがわかり、安心して過ごすことができ、また無駄な待ち時間が省かれ、遊びの時間が十分に保障され満足することができることにより、クラス全体が落ち着き、子どもたちはお互いを理解し仲間関係もより良いものになります。
幼児期は、乳児期で培ったことを十分に発揮できるよう、子どもたちが自主的に遊び込める環境を設定し、遊びながらたくさんの事を学びます。そしてこの学びが最大化されるよう職員は常に教育・保育について振り返り、自己研鑽等を通して向上します。
当園は、流れる日課、担当制、子どもたちの学びとなる遊びを大切に捉え、落ち着いた保育環境を作りあげ、子どもひとりひとりが安心して過ごせる園づくりを進めています。